
ジムに通い始めると、必ずと言っていいほど耳にする「BCAA プロテイン」という言葉。サプリメントコーナーに行けば、どちらも並んでいるけれど、一体何が違うの?両方必要なの?そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
実は私も筋トレを始めた当初、BCAAとプロテインの違いがよくわからず、「どっちか飲んでおけばいいでしょ」と軽く考えていました。でも、それぞれの役割を理解して使い分けるようになってから、トレーニングの質が明らかに変わったんです。
この記事では、BCAAとプロテインの基本的な違いから、目的別の選び方、効果的な摂取タイミング、そして併用する場合のベストな方法まで、実践的な情報をまとめてお伝えします。
あなたのトレーニング目標に合わせた最適な選択ができるようになりますよ。

監修者
元ハンドボール日本代表キャプテン
現北國銀行ハンドボール部Honey Bee監督
東 俊介
元ハンドボール日本代表主将。現在、北國銀行ハンドボール部Honey Bee監督。
大崎電気にて日本一を9度獲得、日本代表としてアテネ五輪アジア予選、アジア選手権など数々の国際試合に出場し、2009年に現役引退。
引退後は早稲田大学大学院にて元巨人軍の桑田真澄氏らとともにスポーツマネジメントを学び、修士論文は優秀論文賞を受賞。
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BCAAとプロテインの基本的な違いとは?
まず最初に押さえておきたいのが、BCAAとプロテインは全く別物だということです。よく「BCAAはプロテインの代わりになる」と誤解されがちですが、これは大きな間違いなんです。
成分構成の違い
プロテインは、日本語で「タンパク質」のこと。私たちの体を作る20種類のアミノ酸がバランスよく含まれています。筋肉だけでなく、皮膚、髪、爪、ホルモン、酵素など、体のあらゆる部分を構成する材料となります。
一方、BCAAは「Branched Chain Amino Acids(分岐鎖アミノ酸)」の略で、以下の3つのアミノ酸のみを指します。
- バリン
- ロイシン
- イソロイシン
つまり、プロテインは20種類のアミノ酸を含む「総合栄養素」、BCAAは特定の3種類だけを集中的に摂取する「特化型サプリメント」というイメージです。

吸収速度の違い
ここが実は非常に重要なポイントです。
プロテインは体内で一度分解されてアミノ酸になってから吸収されるため、摂取してから筋肉に届くまでに約1〜2時間かかります。じっくりと時間をかけて体に栄養を供給するイメージですね。
BCAAは既にアミノ酸の状態なので、摂取後約30分程度で血中濃度がピークに達します。この速さが、BCAAの最大の特徴と言えるでしょう。
カロリーと価格の違い
現実的な面も比較してみましょう。
| 項目 | プロテイン | BCAA |
|---|---|---|
| 1回分のカロリー | 約100〜120kcal | 約10〜20kcal |
| タンパク質含有量 | 約20〜25g | 約5〜7g |
| 価格(1ヶ月分) | 約3,000〜5,000円 | 約4,000〜7,000円 |
| コスパ | 良い | やや高め |
プロテインの方がコストパフォーマンスは圧倒的に良いですが、BCAAには速攻性という大きなメリットがあります。

目的別:BCAAとプロテインの選び方
では、あなたはどちらを選ぶべきなのでしょうか?目的によって最適な選択が変わってきます。
筋肉を大きくしたい場合
バルクアップが目的なら、プロテインが絶対に必要です。なぜなら、筋肉を作るには20種類すべてのアミノ酸が必要だから。BCAAだけでは材料不足なんです。
家を建てることに例えるなら、プロテインは木材、セメント、釘、ガラスなど全ての建築資材。BCAAは特に重要な柱の部分だけ。柱だけあっても家は建ちませんよね。
私の友人で、コスト削減のためにBCAAだけで済まそうとした人がいましたが、3ヶ月経っても筋肉量がほとんど増えず、結局プロテインに戻しました。筋肥大には、やはりプロテインが基本です。
ダイエット・減量中の場合
減量中はBCAAが特に活躍します。理由は以下の通り。
- カロリーが非常に低い(約10〜20kcal)
- 筋肉の分解を防ぐ効果が高い
- 空腹時のトレーニングでも筋肉を守れる
ただし、BCAAだけでは筋肉の材料が不足するので、1日のどこかでプロテインも摂取することをおすすめします。私は減量期には、朝と夜にプロテイン、トレーニング中にBCAAという組み合わせで成功しました。

持久系スポーツをする場合
マラソンやロードバイクなど、長時間の運動をする方にはBCAA単体での使用が効果的です。
BCAAには以下のような効果があります。
- 運動中のエネルギー源となる
- 疲労感の軽減
- 集中力の維持
フルマラソンを走る友人は、レース中に3回BCAAを摂取することで、後半の失速を防げるようになったと話していました。

筋トレ初心者の場合
正直に言うと、筋トレを始めたばかりの方はまずプロテインから始めるべきです。
理由はシンプル。
- コストパフォーマンスが良い
- 体作りの基本となる栄養素を摂れる
- 食事で不足しがちなタンパク質を補える
BCAAは、トレーニングに慣れてきて、さらに効果を高めたいと思ったときに追加するのがベストです。最初から両方揃える必要はありません。
効果を最大化する摂取タイミング
「BCAA プロテイン」の効果を最大限に引き出すには、タイミングが非常に重要です。ここでは、科学的根拠に基づいた最適な摂取タイミングをご紹介します。
プロテインの最適な摂取タイミング
トレーニング後30分以内(ゴールデンタイム)
これは多くの方がご存知かもしれませんね。トレーニング直後は筋肉が栄養を最も吸収しやすい状態になっています。私は必ずロッカーにシェイカーを持ち込んで、シャワーを浴びる前に飲むようにしています。
朝起きてすぐ
睡眠中は6〜8時間何も食べていない状態。体は軽い飢餓状態で、筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとします。朝一番のプロテインで、この筋肉分解を防ぎましょう。
就寝前
就寝中は成長ホルモンが分泌される大切な時間。この時にアミノ酸が体内にあると、筋肉の修復・成長が促進されます。ただし、就寝直前だと胃に負担がかかるので、寝る1時間前くらいがベストです。

BCAAの最適な摂取タイミング
トレーニング中
これがBCAAの最も効果的な使い方です。トレーニング中に少しずつ飲むことで、以下の効果が得られます。
- 筋肉の分解を防ぐ
- エネルギー供給
- 疲労の軽減
- 集中力の維持
私は1リットルの水にBCAAを溶かして、セット間に少しずつ飲んでいます。これを始めてから、トレーニング後半でもパワーが落ちにくくなりました。
トレーニング前30分
吸収が早いので、トレーニング開始時には血中濃度がピークになります。最初から最後まで高いパフォーマンスを維持したい時におすすめです。
空腹時の有酸素運動前
朝食前のランニングなど、空腹時に運動する場合は、BCAAを摂取してから行うと筋肉の分解を防げます。ダイエット中でも筋肉を維持したい方には特に重要なポイントです。

併用する場合の理想的なスケジュール
両方を使う場合の1日の流れをご紹介します。
筋トレの日
- 7:00 起床後:プロテイン(20〜25g)
- 12:00 昼食:通常の食事でタンパク質を意識
- 18:00 トレーニング前30分:BCAA(5〜7g)
- 18:30〜19:30 トレーニング中:BCAA(5〜7g)を水に溶かして少しずつ
- 19:45 トレーニング後:プロテイン(20〜25g)
- 22:00 就寝1時間前:プロテイン(15〜20g)
休息日
- 7:00 起床後:プロテイン(20〜25g)
- 12:00 昼食:通常の食事
- 15:00 間食:プロテイン(15〜20g)
- 22:00 就寝前:プロテイン(15〜20g)
休息日はBCAAは基本的に不要です。プロテインで1日を通して筋肉に栄養を供給することに集中しましょう。
よくある失敗例と注意点
ここでは、私自身の失敗経験や、ジム仲間から聞いた失敗談をもとに、避けるべき間違いをご紹介します。
BCAAだけで筋肉がつくと思っている
これは本当によくある勘違いです。先ほども説明しましたが、BCAAは3種類のアミノ酸のみ。筋肉を作るには20種類すべてが必要です。
私の後輩で、「BCAAの方がかっこいいから」という理由でBCAAだけを飲んでいた人がいました。半年間頑張ってトレーニングしたのに、筋肉量がほとんど増えず、体脂肪率も変わらず。結局、プロテインに切り替えてから3ヶ月で目に見えて体が変わり始めました。
BCAAは「補助」として考え、基本はプロテインと食事からのタンパク質摂取が大切です。

摂取量が多すぎる・少なすぎる
「多く飲めば効果も高い」というのは間違いです。
- プロテインの適切な摂取量
- 1回あたり:20〜30g
- 1日あたり:体重×1.5〜2g(例:体重70kgなら105〜140g)
これ以上摂取しても、余分なタンパク質は脂肪として蓄積されるか、排出されるだけです。私も最初の頃、「多い方がいいだろう」と1回50gも飲んでいましたが、お腹を壊すことが多く、無駄だったと反省しています。
- BCAAの適切な摂取量
- 1回あたり:5〜10g
- トレーニング日のみ:10〜20g
水分不足で飲んでいる
プロテインやBCAAを代謝するには、水分が必要です。特にプロテインを多く摂取する場合、水分不足は腎臓に負担をかけます。
目安として、プロテイン1回分につき300〜500mlの水分を摂取しましょう。私はプロテインを飲んだ後、必ずコップ1杯の水を追加で飲むようにしています。
食事を疎かにしている
サプリメントはあくまで「補助」です。基本は食事から栄養を摂ることが大切。
プロテインやBCAAを飲んでいるからと安心して、食事がおろそかになっている人を時々見かけます。鶏肉、魚、卵、大豆製品など、自然な食品からのタンパク質摂取を優先し、不足分をサプリメントで補うという考え方が正しいです。
保存方法が適切でない
プロテインは湿気に弱く、開封後は品質が劣化していきます。
保存のポイント:
- 直射日光を避ける
- 湿気の少ない場所に保管n- 開封後は3ヶ月以内に使い切る
- スプーンは乾いた状態で使用
以前、お風呂場の近くにプロテインを置いていたら、湿気で固まってしまったことがあります。それ以来、キッチンの戸棚に保管するようにしています。
コストを抑えながら効果的に使う方法
BCAAとプロテインを両方使うとなると、月に7,000〜10,000円程度の出費になります。学生さんや、できるだけコストを抑えたい方のために、賢い使い方をご紹介します。
優先順位を明確にする
予算が限られているなら、まずプロテインを優先しましょう。理由は先ほど説明した通り、筋肉を作る基本的な材料だからです。
月の予算別おすすめプラン:
- 予算3,000円:プロテインのみ(トレーニング後と朝)
- 予算5,000円:プロテイン(毎日)+ BCAA(週2〜3回のトレーニング時のみ)
- 予算8,000円以上:プロテイン(毎日複数回)+ BCAA(トレーニング時毎回)
食事からのタンパク質を増やす
サプリメントに頼りすぎず、食事からタンパク質を摂取すればコストを抑えられます。
コスパの良いタンパク質源
| 食品 | タンパク質量(100gあたり) | 価格目安 | コスパ |
|---|---|---|---|
| 鶏むね肉 | 約23g | 50〜70円 | ★★★★★ |
| 卵 | 約12g(1個) | 20〜30円 | ★★★★★ |
| 納豆 | 約16g | 40〜60円 | ★★★★☆ |
| ツナ缶 | 約20g | 100〜150円 | ★★★☆☆ |
| サバ缶 | 約20g | 150〜200円 | ★★★☆☆ |
私は週に2回、鶏むね肉を2kg買って調理し、冷凍保存しています。これだけで1週間分のタンパク質がかなり確保できます。
大容量パックを選ぶ
プロテインは大容量(3kg以上)を選ぶと、1kg単価が安くなります。
- 1kg:3,500円(1gあたり3.5円)
- 3kg:8,500円(1gあたり2.8円)
約20%のコスト削減になります。ただし、味に飽きる可能性もあるので、最初は小さいサイズで味を確認してから大容量を買うのがおすすめです。
セールやまとめ買いを活用
Amazonのタイムセールや、スポーツ栄養専門店のキャンペーンを利用すると、通常価格の20〜30%オフで購入できることがあります。
私が実践している方法:
- お気に入り商品をウィッシュリストに登録
- 価格変動をチェック(価格追跡アプリを使用)
- セール時にまとめ買い
これで年間1万円以上節約できています。
EAAという選択肢も検討する
最近注目されているのがEAA(必須アミノ酸)です。BCAAの3種類に加えて、他の必須アミノ酸も含まれています。
EAAのメリット:
- BCAAより幅広いアミノ酸をカバー
- プロテインより吸収が早い
- BCAAとプロテインの中間的な存在
価格はBCAAとほぼ同じですが、効果の幅が広いため、コストパフォーマンスは良いと言えます。ただし、20種類すべてのアミノ酸が含まれているわけではないので、プロテインの完全な代替にはなりません。
自分に本当に必要か見極める
最後に大切なのは、「本当に自分に必要か」を考えることです。
週1〜2回の軽いトレーニングなら、プロテインだけで十分かもしれません。週4〜5回の本格的なトレーニングをしているなら、BCAAの投資価値は高いでしょう。
私は最初、周りに流されて色々なサプリメントを買いましたが、結局使わないものも多く、無駄にしてしまいました。今は自分のトレーニング強度と目標に合わせて、本当に必要なものだけを選んでいます。
BCAAとプロテインの違いを徹底解説!目的別の使い分けと効果的な摂取法のまとめ
BCAAとプロテインは、それぞれ異なる役割を持つサプリメントです。プロテインは筋肉を作る材料として不可欠な存在、BCAAはトレーニング中のパフォーマンス向上と筋肉の分解防止に特化した存在。どちらか一方ではなく、目的に応じて使い分けることが大切です。
初心者の方は、まずプロテインから始めて、食事からのタンパク質摂取も意識しましょう。トレーニングに慣れてきて、さらなる効果を求めるようになったら、BCAAを追加するのがおすすめです。
大切なのは、サプリメントに頼りすぎないこと。基本は質の良いトレーニングとバランスの取れた食事です。「BCAA プロテイン」はあくまで、あなたの努力を後押しするツールに過ぎません。
今日からできることは、まず自分の目標を明確にすること。そして、その目標に合わせて、プロテインかBCAAか、あるいは両方か、最適な選択をしてみてください。正しい知識と使い方で、あなたのトレーニング効果は確実に向上するはずです。
理想の体を手に入れるための第一歩を、今日から踏み出しましょう!
BCAAとプロテインの違いを徹底解説!目的別の使い分けと効果的な摂取法のよくある質問
- BCAAだけ飲んでいればプロテインは不要ですか?
-
いいえ、BCAAだけでは不十分です。BCAAは3種類のアミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)のみですが、筋肉を作るには20種類すべてのアミノ酸が必要です。家を建てる時に柱だけあっても家が完成しないのと同じで、BCAAだけでは筋肉の材料として不完全なのです。
BCAAは主にトレーニング中の筋肉分解を防ぎ、パフォーマンスを維持する役割を果たします。一方、プロテインは筋肉を実際に作り、修復するための総合的な材料です。特に筋肥大を目指すなら、プロテインは必須と考えてください。
理想的なのは、プロテインを基本として1日に必要なタンパク質量を確保し、トレーニング時の効果を高めるためにBCAAを追加するという使い方です。予算が限られている場合は、まずプロテインを優先することをおすすめします。
- プロテインとBCAAを一緒に飲んでも大丈夫ですか?
-
はい、全く問題ありません。むしろ、組み合わせることで相乗効果が期待できます。ただし、摂取するタイミングを工夫することで、より効果的になります。
最も効果的な組み合わせ方は、トレーニング前と中にBCAA、トレーニング後にプロテインという使い分けです。BCAAは吸収が早い(約30分)ため、トレーニング中のエネルギー源や筋肉の分解防止に即効性があります。一方、プロテインは吸収に1〜2時間かかるため、トレーニング後にゆっくりと筋肉に栄養を届けてくれます。
同時に飲む場合でも健康上の問題はありませんが、BCAAの速攻性というメリットが少し薄れてしまうため、別々のタイミングで摂取する方が効率的です。また、両方を毎日摂取するとコストもかかるので、BCAAはトレーニング日のみ、プロテインは毎日という使い方も賢い選択です。
- 女性でもBCAAやプロテインを飲んで大丈夫ですか?ムキムキになりませんか?
-
もちろん大丈夫です!そして、プロテインやBCAAを飲んだだけでムキムキになることは絶対にありません。この誤解は本当によくあるのですが、安心してください。
女性は男性に比べて筋肉を増やすホルモン(テストステロン)の分泌量が約10分の1程度しかありません。そのため、相当ハードなトレーニングと食事管理を長期間続けない限り、ボディビルダーのような体にはなりません。むしろ、適度なタンパク質摂取は以下のようなメリットがあります。
- 引き締まった美しいボディラインの形成n- 基礎代謝の向上によるダイエット効果n- 肌や髪の質の改善(タンパク質は美容にも重要)n- 疲労回復の促進
特にダイエット中の女性にとって、プロテインは強い味方です。カロリーを抑えながら必要なタンパク質を摂取でき、筋肉量を維持しながら脂肪を減らすことができます。BCAAも、運動中の疲労を軽減し、トレーニング効果を高めてくれます。
女性向けの低カロリーで美容成分が配合されたプロテインも多く販売されているので、ぜひ試してみてください。理想のボディラインを手に入れるための心強いパートナーになるはずです。
- プロテインやBCAAはいつまで続ければいいですか?
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これは「いつまで筋肉を維持したいか」という質問と同じです。つまり、トレーニングを続ける限り、継続的に摂取することが理想的です。
タンパク質は私たちの体を構成する基本的な栄養素で、筋肉だけでなく、皮膚、髪、爪、内臓、ホルモンなど、あらゆる部分に必要です。成人の1日のタンパク質推奨量は体重1kgあたり約1g、トレーニングをしている人は1.5〜2gが目安とされています。
この量を食事だけで摂取するのは意外と大変です。例えば体重60kgの人がトレーニングをしている場合、1日90〜120gのタンパク質が必要になります。これは鶏むね肉約400〜500g分に相当します。毎日これだけの量を食事だけで摂るのは現実的ではありませんよね。
プロテインは、この不足分を効率的に補うための便利なツールです。トレーニングをやめた場合でも、基礎的なタンパク質摂取のためにプロテインを活用している人は多くいます。
BCAAについては、トレーニングの強度や頻度に応じて調整すればOKです。週1〜2回の軽いトレーニングなら必須ではありませんが、週3回以上のハードなトレーニングをするなら、継続的な使用をおすすめします。
大切なのは、自分のライフスタイルとトレーニング目標に合わせて、柔軟に調整することです。
- プロテインを飲むとお腹を壊すのですが、どうすればいいですか?
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お腹を壊す原因はいくつか考えられますが、最も多いのは乳糖不耐症です。多くのプロテインは牛乳由来のホエイプロテインで、乳糖が含まれています。日本人の約8割は乳糖を分解する酵素が少なく、お腹を壊しやすい体質なのです。
解決策をいくつかご紹介します。
- WPI(ホエイプロテインアイソレート)を選ぶ
通常のWPC(ホエイプロテインコンセントレート)より純度が高く、乳糖がほとんど除去されています。価格は少し高めですが、お腹を壊しにくくなります。 - ソイプロテイン(大豆プロテイン)に変える
植物性なので乳糖が含まれていません。女性にも人気で、イソフラボンなどの美容成分も摂取できます。ただし、ホエイより吸収速度は遅めです。 - 飲む量を減らす
一度に大量に飲むとお腹に負担がかかります。1回20gから始めて、徐々に体を慣らしていきましょう。 - 水で溶かす量を増やす
濃すぎると消化に負担がかかります。通常より多めの水(400〜500ml)で溶かしてみてください。 - 飲むタイミングを変える
空腹時に飲むとお腹を壊しやすい人もいます。食後に飲むか、バナナなど軽い食べ物と一緒に摂取してみてください。
私も最初は同じ悩みを持っていましたが、WPIタイプに変えてから全く問題なくなりました。自分に合った方法を見つけることが大切です。
- WPI(ホエイプロテインアイソレート)を選ぶ
