番組審議会記録

第67回GAORA番組審議会記録

第67回番組審議会が12月6日(金)に開かれました。審議会には、種子田委員長をはじめ6人の委員が出席。会社からは、6人が出席しました。この日は、10月に放送しました「引退特番 ありがとう田中賢介~仲間たちと歩んだ道~」について審議を行い、委員の皆様から次のようなご意見をいただきました。

番組審議

<審議番組>

引退特番 ありがとう田中賢介~仲間たちと歩んだ道~  

放送日時:2019年10月30日 (水) 17:30~18:30

<番組概要>

ファイターズ一筋20年に及ぶプロ生活にピリオドを打った日本ハムの内野手・田中賢介。現役を引退するにあたり、ゆかりの土地や関係者への取材を通じて、彼の野球人生を回顧します。そして9月27日の引退試合に密着、家族との絆を軸に引退試合の裏側を伝えます。今回、番組を制作する上でスタッフが一番意識したのは、『「自分は周りからこんなふうに思われていたのか?」と本人に知ってもらいたい』というところにあります。そのために数多くの関係者のインタビューを集め、家族の方にもご出演いただきました。そこで彼がいかに“愛される選手”であったかということが浮き彫りになり、こうした周囲の思いを包み隠さずに本人に伝えることで、この気持ちは関係者のみならずGAORAを視聴しているファイターズファンの思いでもある(=ファンの気持ちを代弁している)ということを田中選手に伝えました。

<審議意見>委員の主な意見は次の通り。

  • ・選手との長いお付き合いのもと、滅多にないチャンスを活かせた素晴らしい番組。引退する田中選手をメインターゲットとした作品で、こういう方法もあったのかと気付かされた。一貫して「家族」をキーワードにした巧みな演出であった。息子さんの真剣な眼差し、一生懸命さに感動した。子供を通して父親である田中選手が見えた瞬間であった。
  • ・制作意図を見ずに番組を視聴したが、田中選手本人をターゲットにして制作されていたことがよく伝わる番組となっていた。一方、選手としての努力エピソードやプレーシーン、そしてメジャーリーグへの挑戦と挫折などを描くことで人間の厚みを伝える部分があってもよかったのではないか。また、お母さまにコメントを読ませるのではなく、母として思いが聞きたかった。そして引退後の今後について、田中選手が自ら語る場面が欲しかった。
  • ・綺麗にまとまった番組であった。昨年オフに来季一年で引退する宣言があったので、キャンプインから開幕、そしてシーズンを通して節目節目の素材が収録されておりよかった。一つ一つの言葉や行動が最後のシーンとなり感動的だった。本人もファンや関係者へ感謝を伝える事が出来た一年だったのではないか。田中選手に仲間たちの思いを伝える制作側の意図がよく伝わった。ただ、一般の視聴者はこの意図をどう感じて視聴したのかが気になった。
  • ・「本人は幸せもの」というのが率直な感想。ヒルマン監督を含め当時のメンバーや仲間たちの出演もよかった。全体を通してファンにとっては親しみやすく思い出深い番組となっていたのではないか。 お母さまをナレーションに起用した意図を知りたかったが、新しいチャレンジであったようにも感じてすんなり視聴できた。
  • ・アスリートとして家族、ファン、仲間や球団関係者、番組スタッフに愛されている選手が引退するにあたって、その愛情を再確認し最後のバッターボックスを迎えられることがいかに幸せか、改めてスポーツの素晴らしさ、人と人の繋がりの大切さを感じることが出来た番組であった。田中選手本人にVTRを見てもらいながら本人のリアクションを収録し、ナレーションをお母さまが担当するというユニークで独創的な構成、親子二世代家族で一緒に視聴できる番組となっていた。その背景には丁寧な取材、長年積み重ねてきた田中選手との信頼関係があり、宮古島の仲間やチームメイト、そして家族の話が田中選手の人となりをよく映し出していた。
  • ・大いに感動させてもらえた素晴らしい番組であった。田中選手本人のためにつくる構成となっていたが、多くの視聴者からみても、野球に詳しくなくても感動できるツボを押さえた番組になっていた。一番褒め称えたい点としては、時として感動の甘さに流されがちだが、感動の甘さに寄り過ぎず、素材の素晴らしさと豊富さ、そして作り手のバランス感覚がよかったのだろう。敢えて注文するとすれば、挫折や苦労話しなどのビターな要素が加われば感動の甘さとのコントラストがつき更に深みが増したように思う。
  • ・素材にも恵まれタイミングもよく、GAORAだからこそできる番組、CSの強みを発揮した番組であったと評価できる。スポーツ番組の単なる人間ドキュメンタリーだけに留まらず新たな切り口、違った視点から制作された斬新な番組であった。

GAORAでは、これらの貴重なご意見を、これからもより良い番組をお届けしていくために大いに活用させていただきます。

出席委員

種子田穣委員長、影山貴彦副委員長、黒田勇委員、藤井純一委員、森本志磨子委員、山本泰博委員

GAORA出席者

東社長、横田常務、北門コンテンツ戦略部専任部長、城野チームリーダー、下川総務企画部長、北畠事務局