MLB CUP 2025、大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)が優勝!

  • #野球

Shuhei.N.

posted2025年11月25日 8時37分

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硬式少年少女野球5団体参加による全国大会で頂点に輝く

メジャーリーグベースボールが、2025年11月22日(土)から24日(月・祝)に開催した硬式少年少女野球全5団体所属の小学6年生以下の選手を対象にした全国決勝大会「MLB CUP 2025 ファイナルラウンド」で、大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)が優勝した。
各団体の地区予選を勝ち抜き、あるいは選抜された全9チームがリーグ方式で戦い、勝ち抜いた4チームによる決勝トーナメントを経て、優勝チームが決定した。 

決勝戦は、大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)対 勝呂ボーイズ(ボーイズリーグ)という顔合わせ。初回から点の取り合いで白熱した戦いは延長戦までもつれ込み、7回8-4で大阪柴島ボーイズが栄冠を手にしました。優勝した大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)のキャプテン・眞野怜(まの・れい)くんは、「タイブレークに入った瞬間も、負ける気はしなかったです。チームのメンバーと“やったる!”という気持ちで挑みました。優勝できて、本当にうれしい!のひと言です」と、その喜びを語りました。同チームの眞野剛監督は、「MLB CUPの入りは決していい状態ではありませんでした。でも、この大会が僕たちの目標だったので、選手たちは本当に良くがんばってくれました。未来のある子たちですから、これをステップにして、どんどん前を向いてくれたらうれしいなと思います」と、涙を堪えてコメントしました。

大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)優勝の瞬間
閉会式では、優勝した大阪柴島ボーイズに優勝カップと賞状が、準優勝の勝呂ボーイズ(ボーイズリーグ)、第3位の北関東リトルリーグ(リトルリーグ)、稲沢中央ボーイズ(ボーイズリーグ)には、盾と賞状が贈呈され、最後に選手全員に記念メダルが授与されました。

ゲストとして出席した小笠原慎之介選手(ワシントン・ナショナルズ所属)は、大会を振り返って「本当にレベルが高い試合で、観ているこちらも楽しくなりました。MLB CUPは間違いなく、今後多くの子どもたちが出場を目指す大会になっていくと思います。レベルの高い選手たちが集まって、その舞台で勝ちたいという想いがより強くなっていく。そんな中でも、野球を楽しむ、野球が好きという気持ちを忘れずに、プレーを続けて欲しいですね」とメッセージを寄せました。

■「MLB CUP 2025 ファイナルラウンド」 試合結果
開催期間 :2025年11月22日(土)~11月24日(月・祝)
主  催 :メジャーリーグ ベースボール
会  場 :マイネットスタジアム皇子山/草津グリーンスタジアム/守山市民球場

■成績
優 勝 大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)
準優勝 勝呂ボーイズ(ボーイズリーグ)
第3位 北関東リトルリーグ(リトルリーグ)  
第3位  稲沢中央ボーイズ(ボーイズリーグ)

MLB CUP 2025 開会式/ホームランダービー開催

MLB CUP 2025ファイナルラウンドの開会式には、MLBで活躍したマック鈴木さん、五十嵐亮太さん、自身もMLB CUPを経験し(2016年、2017年大会)、今年アスレチックスとマイナー契約を結んだ森井翔太郎選手の豪華ゲストが駆け付け、出場選手を激励した。その後開催された各出場チームの代表9名がホームランの本数を競い合うホームランダービーが開催され、11本を放った大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)の眞野怜くんが、見事優勝した。

MLB CUP 2025 野球教室開催

惜しくも決勝トーナメント進出とならなかった選手たちは、ゲストのマック鈴木さん、小笠原慎之介選手による野球教室に参加。選手たちはゲストが発するひと言一言を受け止め、直接指導を受ける貴重な機会に真摯に向き合っていた。野球教室を終えたマック鈴木さんは、「野球教室を通して、子どもたちが知らなかったことを知り、野球のスキルアップをしていくお手伝いができたかなという想いがあります。同時に、みんな野球が好きなんだなということが、強く伝わってきました。試合に負けてすごく悔しいと思っているはずですが、また努力を続けて、来年、再来年に帰ってきてくれたらうれしいですね」と語った。

同時開催イベント①:子どもたちが、はじめての野球体験「PLAY BALL」 in SHIGA

11月23日、24日の両日、MLB CUPと並行して、野球・ソフトボール未経験、もしくは経験の少ない小学1~4年生までの子どもを対象にした初めての野球体験イベント「PLAY BALL」 in SHIGAを開催された。ゲストのマック鈴木さん、五十嵐亮太さん、小笠原慎之介選手が、ピッチング、バッティング、ベースランニングなど、野球の基本プレーを直接指導。また、目の前でレジェンドのプレーが披露されると子どもたちは目を見開いて歓声を上げ、貴重な機会を楽しんだ。

イベントを終えて五十嵐亮太さんは、「MLBの開催するPLAY BALLにはこれまでも何度か参加していますが、各地で開催し、子どもたちに野球の楽しさを伝える取り組みは、とても意義のあるものだと感じています。今回のイベントをきっかけに、野球を好きになってくれる子たちが増えてくれたらうれしいです」とコメント。

同じくPLAY BALLに参加した小笠原慎之介選手は、「やっぱり野球は楽しくやってほしいので、子どもたちがたくさん投げて、ストライクが入るとすごく喜んでいた姿を見ることができてよかったです。このイベントで野球を好きになって、将来野球チームに入ったよ、ということが聞けたら嬉しいです!」と感想を語った。

同時開催イベント②:貴重なアイテムが間近で観られる!「MLBミュージアム」

MLB CUP開催期間中、2023年のワールドベースボールクラシック™で優勝した日本代表全選手のサインボールや、数々の名選手のサイン入りユニフォーム、等身大パネル、今年3月に開催されたMLB東京シリーズby グッゲンハイムで実際に使用されたアイテムなどを展示する「MLBミュージアム」を開催。多くの来場者が貴重な品々を間近に見て、記念撮影するなど、楽しんだ。