【アメフト】オードリー若林正恭の初小説『青天』が第175回直木賞にノミネート! 累計29万部突破の話題作、選考会は7月15日

  • #アメリカンフットボール

Shuhei.N.

posted2026年6月11日 8時43分

61views

全国の書店で展開している若林さんのメッセージ入りPOP

株式会社文藝春秋は11日、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭(47)の初小説『青天(アオテン)』が、第175回直木三十五賞の候補作に選出されたと発表した。

若林はこれまでエッセイの名手として数々のベストセラーを世に送り出してきたが、自身にとって初の挑戦となった小説作品で、見事に初の直木賞ノミネートを果たした。注目の選考会は、2026年7月15日(水)に都内で行われる。

■ エッセイの名手が挑んだ「初の小説」で快挙、早くも29万部突破

2026年2月20日に刊行された『青天』は、発売直後から大きな反響を呼び、現在までに累計発行部数29万部を突破する大ヒットを記録している。

若林は、2013年の初エッセイ集『社会人大学人見知り学部 卒業見込』で作家としての才能を開花させると、2018年にはキューバへの旅を綴った『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』で第3回斎藤茂太賞を受賞。さらに、累計42万部を超えた『ナナメの夕暮れ』など、鋭い観察眼と繊細な心理描写で多くの読者の心を掴んできた。2024年に東京ドームで16万人を動員(ライブビューイング等含む)した「オードリーのオールナイトニッポン」の熱狂を経てもなお、その表現の軸足の一つである「執筆活動」において、ついに文学界の最高峰の賞の一つに王手をかける形となった。

■ 仰向けに倒される屈辱から始まる物語――『青天』のあらすじと意味

タイトルの【青天(アオテン)】とは、アメリカンフットボールの専門用語で、「試合中に激しいタックルを受け、仰向けに倒される屈辱」を表す言葉だ。物語は、そんな不甲斐なさともがきの中で、再び前を向く高校生の瑞々しくも生々しい葛藤を描き出す。

あらすじ: 人にぶつかっていないと、自分が生きているかどうかよくわからなくなる――。 総大三高のアメフト部に所属する「アリ」こと中村昴は、万年2回戦どまりのチームで不完全燃焼のまま高校3年の引退大会を終えた。強豪校に打ち砕かれ、周囲が受験勉強へと向かうなか、アリは勉強にも身が入らず、かといって不良になる覚悟もないまま、宙ぶらりんで不甲斐ない日々を過ごす。自分自身への苛立ちともがきを抱えるなかで、アリは再びアメフトという荒々しい世界と向き合う決意を固めていく。

■ 著者・若林正恭さん「そのまま直木賞にぶち当たってこい」

ノミネートの一報を受け、若林正恭さんは以下の通り、自著の主人公へエールを贈るような温かいコメントを発表した。

とにかくアメフトが好きで夢中で書いた作品なので、直木賞の候補作に選ばれるとは思ってもいませんでした。 主人公のアリが、想像よりずっと力強く、遠くまで走っていくななあ。「そのまま直木賞にぶち当たってこい」と背中を見守る気持ちです。

■ 書誌情報 & 選考会スケジュール

【書籍詳細】
書名:『青天』(読み:アオテン)
著者:若林正恭
発売日:2026年2月20日(好評発売中)
価格:紙版 1,980円(税込) / 電子版 1,900円(税込)
出版社:株式会社文藝春秋
仕様:四六判 並製カバー装(304ページ)

【第175回 直木三十五賞 選考会】
選考日程:2026年7月15日(水)
選考場所:東京都内