【インディカー】エリクソンが63戦ぶりの復活勝利! 新設マーカムGPの激戦を制す。グロージャンはまたも初勝利ならず

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Shuhei.N.

posted2026年8月17日 8時30分

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Penske Entertainment: Joe Skibinski

NTTインディカー・シリーズは現地時間16日(日)、カナダ・オンタリオ州マーカムの特設市街地コースにて第14戦「オンタリオ・ホンダ・ディーラーズ・インディ・アット・マーカム」の決勝レース(90周)を行い、アンドレッティ・グローバルのマルクス・エリクソンが逆転勝利を飾った。

アンドレッティ・グローバルとの契約延長発表からわずか10日、エリクソンにとっては2023年の開幕戦セントピーターズバーグ以来、実に63戦ぶりとなるキャリア通算5勝目。新設された12コーナー、2.1マイルのストリートサーキットで圧倒的な追い上げを見せ、涙の復活劇を果たした。

■ 執念のオーバーテイクで幕を閉じた63戦の未勝利期間

レース終盤、ステイアウト(ピットインの引き延ばし)戦略を敢行したエリクソンは、69周目にピットアウトした段階で7番手。そこから驚異的なペースで先行車を次々と仕留めていった。

ターン5のヘアピンではチームメイトのウィル・パワーと接触しながらも強引に3番手へ浮上。さらに、悲願のインディカー初勝利を目指してレースをリードしていたデイル・コイン・レーシングのロマン・グロージャンを激しい攻防の末に狩り出し、鮮やかにトップへと躍り出た。

2位に終わったグロージャンは、これでインディカー参戦以来6度目の2位フィニッシュ。惜しくも最高峰の表彰台中央を逃す形となった。3位にはウィル・パワーが入り、アンドレッティ勢がダブル表彰台を獲得した。

■ クラッシュ続出のストリート決戦。パロウがタイトル引き寄せ

新設されたマーカムのストリートコースは、オーバーテイク数が258回(うちポジションチェンジ242回)を記録する乱戦となったが、波乱の展開はチャンピオンシップに決定的な影響を与えた。

ポールポジションから序盤32周をリードしたルイス・フォスター(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だったが、フルコースイエローのタイミングでポジションを落とすと、挽回の猛追中にターン3で右側バリヤへ大クラッシュ。また、タイトル争いを展開していたカイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル)も同様にターン3で激しく激突し、21位に沈んだ。

ライバルの脱落により、予選外からジワジワと順位を上げたポイントリーダーのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)が4位でフィニッシュ。残り4戦を残し、ノーポイントに終わったカークウッドに対して133ポイントという決定的なリードを築くことに成功した。

■ 第14戦マーカムGP 決勝結果&概要

開催日:2026年8月16日(日)※現地時間
会場:カナダ・オンタリオ州マーカム特設市街地コース(12コーナー/2.1マイル)
【上位フィニッシュ結果】
1.マルクス・エリクソン(アンドレッティ・グローバル/ホンダ)
2.ロマン・グロージャン(デイル・コイン・レーシング/ホンダ)
3.ウィル・パワー(アンドレッティ・グローバル/シボレー)
4.アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)
5.パト・オワード(アロー・マクラーレン/シボレー)

【ポイントランキング上位(第14戦終了時点)】
1.アレックス・パロウ(首位キープ)
2.カイル・カークウッド(-133pt)
3.デビッド・マルカス(-137pt)

シリーズは休む間もなく次戦へ。今週末は全米の首都ワシントンD.C.の市街地特設コースにて行われる第15戦「フリーダム250 グランプリ・オブ・ワシントンD.C.」が開催される。終盤戦の熾烈な戦いから目が離せない。