【大相撲/出版】直木賞作家・嶋津輝が描く大相撲の世界! 受賞第一作『遠き星をめざして』が11月20日から発売

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Shuhei.N.

posted2026年10月20日 8時37分

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株式会社文藝春秋は20日、第174回直木賞を受賞した『カフェーの帰り道』から1年ぶりとなる嶋津輝氏の最新作『遠き星をめざして』を、2026年11月20日(金)から全国書店および電子書籍ストアにて発売すると発表した。

待望の受賞後第一作となる本作は、親方の娘の視点から「大相撲」の世界に内側から光を当て、相撲部屋で共同生活をおくる人々やひたむきに土俵へ挑む若者たちの姿を温かく描き出した連作短編集となっている。

■ 親方の娘の視点で描く、土俵の内側と相撲部屋の日常

「男なら横綱になれたのに」と言われ育ち、怪我で実業団バスケットボールを引退した主人公の福美。新たな進路を見つけるまでの「つなぎ」として実家の相撲部屋「船徳部屋」の手伝いを始めた彼女は、部屋創設以来初となる関取誕生へ挑む力士たちの姿を目の当たりにし、生まれて初めて真剣に向き合った相撲の魅力へ引き込まれていく。

執筆にあたり、新設から3年足らずで大関を輩出した安治川部屋を取材。幕下での過酷な星取り合戦だけでなく、裏方として土俵を支える「呼出(よびだし)」の矜持、後援会の人々の思いなど、「星」がすべてを左右する相撲界で生きる人々の葛藤と情熱が、嶋津氏ならではの細やかな筆致とユーモアを交えて切実に紡がれている。

嶋津輝さんのコメント: 「相撲が好きで、力士を尊敬しているぶん、お相撲の小説を自分なんぞが書いていいのかという躊躇いがつきまとっていました。でも、書き上げた今は『書けてよかった!』と心から思います。愛すべき船徳部屋の面々と、彼らを支える人々を、どうぞ見守ってやって下さい」

日本の伝統と勝負の厳しさが凝縮された大相撲の世界。本作の大きな魅力は、土俵上の勝敗そのものにとどまらず、相撲部屋という特殊な共同体の中で生きる力士や裏方、彼らを支える家族の素顔を「親方の娘」という身近でありながら客観的な視点から照らし出している点にある。 厳しい稽古や勝負の世界に生きる若者たちのひたむきさと、生活感あふれる人間ドラマは、相撲ファンのみならず、現代を懸命に生きる幅広い読者の共感を呼ぶ一冊となるだろう。

■ 『遠き星をめざして』書籍概要

書名:遠き星をめざして
著者:嶋津 輝(しまづ てる)
発売日:2026年11月20日(金)から
定価:紙版 1,980円(税込) / 電子書籍版 1,900円(税込)
仕様:四六判 並製カバー装 / 288ページ
装画・装丁:装画・伊藤絵里子 / 装丁・野中深雪
出版社:株式会社文藝春秋
ISBN:978-4-16-392173-0

【著者プロフィール:嶋津 輝(しまづ・てる)】
1969年東京都生まれ。2016年に「姉といもうと」でオール讀物新人賞を受賞。2019年、同作を収録した短編集『スナック墓場』(文庫改題『駐車場のねこ』)でデビュー。2023年に初長編『襷がけの二人』で直木賞候補となり、2025年刊行の『カフェーの帰り道』で第174回直木賞を受賞した。