【インディ500】王者パロウ、初日の不安を払拭し最速発進。わずか28周でトップタイムを記録
- #モータースポーツ
posted2026年5月13日 8時15分
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第110回インディアナポリス500マイルレース(インディ500)の練習走行が12日(日本時間13日)に開幕し、昨年の覇者で現在シリーズ4回の年間王者に輝いているアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)が、初日のトップタイムをマークして連覇に向けた好発進を切った。
■ 序盤の不安を払拭、わずか28周での首位奪取
パロウは6時間にわたるセッションの終了まで残り15分を切ったところで、225.937mph(約363.6km/h)という驚異的なスピードを叩き出した。
実は、パロウの滑り出しは決して順調ではなかった。午後4時15分(日本時間午前5時15分)ごろ、マシンの右後方に違和感を覚え、メカニカルトラブルを疑ってピットイン。チームは約90分間を費やしてマシンの徹底的なチェックとバランス調整を余儀なくされた。
しかし、パロウは「メカニカルな問題ではなく、単にマシンのバランスに納得がいかなかっただけ。何が原因か突き止められたので、安心して眠りにつけるよ」と余裕の表情。走行数は全33台の中で3番目に少ないわずか28周にとどまったが、その少ないチャンスを確実に活かし、ディフェンディングチャンピオンとしての格の違いを見せつけた。
■ 上位陣の顔ぶれと「ノートウ」の速さ
2位には、セッションの大部分でトップを維持していたマーカス・アームストロング(メイヤー・シャンク・レーシング)が225.895mphで続き、3位には地元インディアナポリス出身のコナー・デイリー(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)が食い込んだ。4位には2回の優勝経験を持つジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)、5位には2008年の覇者スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が入り、トップ5のうち3台をチップ・ガナッシ・レーシング勢が占める結果となった。
注目すべきは、他車のスリップストリームを利用しない「ノートウ(単独走行)」ランキングだ。決勝を見据えた集団走行の練習も重要だが、今週末に控える予選を勝ち抜くには自力でのスピードが不可欠となる。この部門では、カイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル)が222.062mphで首位となり、ウィル・パワー(アンドレッティ・グローバル)、ジャック・ハーベイ(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)が続いた。特にハーベイは先月のテスト走行に続き、スリップなしでの安定した速さを証明しており、予選でのダークホースとなる可能性がある。
また、初日は快晴の中で行われ、全33台が合計1,996周を走行。2016年の優勝者アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング)は最多となる116周を走り込み、精力的にデータを収集した。