【インディ500】雨で土曜予選は順延、日曜に全33台の一発勝負へ!スケジュール大幅変更、「ファイナル15」は中止に
- #モータースポーツ
posted2026年5月17日 7時18分
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インディカー・シリーズは16日、断続的な激しい雨により順延となった第110回インディアナポリス500マイルレース(インディ500)の予選スケジュールおよびフォーマットの大幅な変更を発表した。
土曜日に予定されていた予選初日(Day 1)が完全に中止となったことを受け、インディカーは現地時間の日曜日(日本時間17日夜から18日早朝)の1日間で、全33台の決勝グリッドとポールポジションを決定する過密な変則スケジュールを決定した。
■ 「ファイナル15」は中止。1回のアタックで13位〜33位が確定するサバイバル
新たなフォーマットでは、日本時間18日(月)の午前1時から予選がスタートする。全33台が金曜日に行われた抽選順に1回ずつ、伝統の4周連続タイムアタックに臨む。
当初予定されていた、土曜日の結果をもとに日曜日に10位〜15位の6台で争うはずだった「ファイナル15」ラウンドは、時間の制約により急遽中止となった。最初のアタックで13位から33位までの決勝グリッドが一気に確定し、上位12台(TOP 12)のみがそのまま午後に行われる次のノックアウトラウンドへと直接駒を進めることとなる。
このフォーマット変更はドライバーとチームに極めて過酷な一発勝負を強いることになる。本来であれば2日間にわたってマシンの状態をアジャストする猶予があったが、今回は最初のアタックがそのまま下位グリッドの確定、あるいはTOP 12進出の成否を分ける。特に雨上がりの路面コンディションの変化をいかに素早く読み切るか、各チームの総合力が試される。また、新設予定だった「ファイナル15」が幻となり、従来型のノックアウト方式に戻ったことで、他車のスリップストリームに頼らない「ノートウ(単独走行)」での純粋な一発の速さがよりストレートに要求される展開となった。
■ 月曜早朝の決戦。TOP 12から「ファスト6」へ
最初のアタックを勝ち抜いた最速の12台は、日本時間18日午前5時30分頃から行われる「TOP 12」ラウンドへ進出する。ここでは最初のアタックの速度の逆順(12位〜1位)で1回ずつ走行し、7位から12位までのグリッドを確定させる。
さらにここで上位6台に入った精鋭たちが、最終決戦である「ファイアストン・ファスト6」へと進み、栄誉あるポールポジション(NTT P1アワード)と賞金10万ドル、そしてシリーズポイント12点をかけた最終アタックに挑む。なお、セッション間にはエンジン冷却のための「クールダウン・ピリオド」が設けられ、シボレー・コルベット ZR1X ペースカーが時速100マイルで先導する演出は維持される。
■ 日本時間(JST)アップデートスケジュール
順延に伴う新たな日本時間スケジュールは以下の通りとなる。
5月17日(日)午後10:30 から 午後11:30 まで 2グループに分かれた予選前最終練習走行
5月18日(月)午前1:00 から 全33台による予選最初のアタック(13位〜33位のグリッド確定、上位12台が次へ)
5月18日(月)午前5:30 頃から TOP 12 ラウンド(7位〜12位のグリッド確定、上位6台が最終決戦へ)
5月18日(月)午前7:00 頃から ファイアストン・ファスト6(1位〜6位のグリッドおよびポールポジション確定)
日本時間で月曜日の午前1時から朝方にかけて行われるこのタイムスケジュールは、日本のファンにとっても徹夜必至。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨や、安定した速さを見せるチップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウ、チーム・ペンスキーのスコット・マクラフランらが、この一発勝補の緊迫感の中でどのようなタイムを叩き出すのか。雨がもたらした波乱のシナリオから、目が離せない。